AstRo-1

正方形

2020年から始めた車載コミュニケーションロボットプロジェクト。そこで生まれたロボットの1号機がAstRo-1。

このロボットは、自身が自動車に関わる仕事を始めて気づいた、近い未来の車のあり方を表現しようと思って開発を始めました。

コネクティッドカーや自動運転という技術の開発を進めていく中で、今までカーナビとして使われていたディスプレイは、多機能な表示器になり、ナビ以外の用途(車両の設定など)を実現するために使われるようになってきました。

今後車両の中に搭載されるシステムはよりハイスペックになり、その結果車両内蔵タブレットという代物になるのではなかと考えています。ナビ以外もできると分かれば色々とやってみたいと思うのが人の常。例えば、キャラクターとお話ししたいなとか、もっと車とインタラクティブにコミュニケーションがしたいな等。

こんなことを考えた時に、ディスプレイでやるより、ロボット載せた方がユーザーのインタラクションは向上するんじゃないかと。それを体験するためにこのロボットの開発をスタートさせました。

左は実際に車に載せてみた写真です。見た目は某アニメに出てくる車載のユニット・・・でも色々考えた結果意外と理にかなっていることに気づき、この形を採用することにしました。左右のLEDがオーディオのレベルインジケータになっていて、アニメのまんまで音声に合わせて光るようになっています。またサーボが内蔵されているので、動きます。

そしてAstRo-1は写真からもわかる様にLEDマトリクスを搭載しています。16 x 16のフルカラーLEDマトリクスにより、色々なイラストを表示することができます。

もちろん、LEDマトリクスなので、電光掲示板みたいなこともできます。

AstRo-1はESP32をベースにしているため、単体でwi-fiやbluetooth通信ができます。
実際に車の中でどういうシステム構成にするべきかは検討の余地がありますが、まずは下の写真で示す様にスマホとBLE通信を使って動かしてみました。

こんな感じで動かすことができるようになりましたが、まだまだAstRo-1は機能があります。

CAN通信です。

CAN通信ができるようにICを組んでいます。あとは車両に実際に繋げるか、USB-CANというモジュールがあるので、それを使ってPCから車両に見立てた通信を取得することで動くようにしたいと考えています。

まだCAN通信に関する機能は実現できていませんが、引き続き開発をする計画です。

AstRo-1をみていると、どんな体験ができるのか考えると色々なアイデアが湧いてきます。
CANや、無線通信を駆使して色々な用途のAstRo-1、またその後継機を作っていければいいなと思います。。

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